肌は表皮、真皮、皮下組織の3層構造になっています。
コラーゲンは真皮の中で網目状に存在しており、表皮を支えています。
コラーゲンが不足すると支えが不十分となり、しわやたるみの原因になります。
ローズヒップは、「ビタミンCの爆弾」の呼び名があるほどビタミンCを多く含んでおり、コラーゲンの生成に関わっています。
ビタミンCによってコラーゲンを効率的に生成することで内側から肌を支えて美肌につながります。
東洋医学ではローズヒップの花(ハマナス)を「マイカイカ」といいます。
血の巡りを高めることで血流を良くし美肌効果や冷え対策にも良いと言われます。
【酸化】は老化や病気の一因として知られています。
体内で発生する活性酸素が引き起こす体のサビつきです。
若さや健康を保つためには抗酸化力を高める必要があります。
金属は空気中の酸素に触れていると、やがて赤茶色にサビてしまいます。
この酸化という現象が実は体の中でも起こっています。
呼吸によって取り込んだ酸素は食事でとった栄養素を燃やしエネルギーを作り出すために使われます。
この過程で、取り込んだ酸素の一部が活性酸素という強い酸化作用のある化合物に変わります。
活性酸素は体内に侵入した細菌やウイルスなどの攻撃から体を守る働きをしています。
しかし酸化力が非常に強いため増えすぎると正常な細胞まで攻撃してしまいます。
活性酸素には功罪の二面性があるのです。
一方、体内には活性酸素を無害化する仕組みも備わっています。
体が酵素など多様な抗酸化物質を作り出しているからです。
体内の抗酸化力によって若い頃は活性酸素の量が一定に保たれています。
ところが中高年になるにつれ、抗酸化物質が減っていきます。
活性酸素過多になり抗酸化力と活性酸素のバランスが崩れた状態を『酸化ストレス』と呼びます。
酸化ストレスが続くと全身の細胞が傷つき、シミやシワが増える、視力が落ちる、骨がもろくなるなど、体のあちこちで老化が進むことがわかっています。
老化だけではなく動脈硬化、糖尿病、認知症、心臓病、がんなど深刻な病気とも深い関係があります。
病気になることで酸化ストレスが増幅し、さらに病気が進行する悪循環に陥ります。
酸化を抑えることは多くの病気の予防・治療につながるという事です。
衰えた抗酸化力を高めるには
ビタミン、カロテノイド、ポリフェノールといった抗酸化成分が豊富に含まれる食品を積極的に摂る事です。
緑黄色野菜、根菜、果物、海藻、キノコ、豆、ハーブ類などを偏りなく食べる事、ゴマや玄米、緑茶などもおすすめです。
体内の抗酸化物質をサポートし活性酸素を減らすなど食品の抗酸化成分には、それぞれ別の役割と働きがあります。
様々なものを日々バランスよく摂取することが大切なんですね。
✨抗酸化成分の豊富な食品✨
トマト
ブロッコリー
ブルーベリー
鮭
緑茶
?活性酸素を増やす生活習慣?
飲み過ぎ
食べ過ぎ
日焼け
強いストレス
激しい運動
たばこ
酸化ストレスを促進するのは加齢に限らず
活性酸素を必要以上に増やす生活習慣も問題です。
避けるべきはたばこ、過度の飲酒、日焼け、強いストレス、食べ過ぎ、激しい運動などで、特にたばこは有害物質を吸い込むため攻撃する活性酸素を大量に発生させる。同時に抗酸化成分のビタミンCも壊してしまいます。
肥満の人は食べ過ぎる傾向があり、そのため血糖値が高いことが多いです。
血糖値が高いと取り込んだ酸素をうまく使えず、それで活性酸素が増えます。
食べ過ぎ防止と適度な糖質制限が必要です。
肥満の改善には運動も有効ですが呼吸量が急増する激しい運動はNGです。
取り込む酸素が多くなり過ぎると結果として活性酸素が増えます。
有酸素運動は軽めのものにしランニングではなく、大股で早歩きのウォーキングが良いですね。
食事や生活習慣に気を配る抗酸化生活を今すぐ始めたいですね✨